北海道の灯油代はいくら?一人暮らしの実額を公開【58歳女性の冬の暖房費】

北海道の冬の灯油代をテーマにしたアイキャッチ画像。雪景色が見える窓辺に煙突式ストーブが置かれ、「北海道の灯油代はいくら?」「一人暮らしの実額を公開」「月1.2万円で冬を乗り越える」の文字が入っている。

北海道の冬が近づくたびに、頭の片隅に浮かぶのが灯油代のことだ。

本州に住む友人に話すと「灯油? うちは使わないよ」と言われる。でも北海道では、灯油なしの冬など考えられない。ストーブに火を入れない日は、春になるまでほとんどない。

私は今、北海道の公営住宅でひとり暮らしをしている。58歳、今年退職したばかりだ。毎月の支出は夏場で約9万5千円。そこに冬が来ると、灯油代が加わって一気に膨らむ。

「北海道の一人暮らし、冬の灯油代って実際いくらかかるの?」と気になっている方のために、私の実額と月別の推移を正直に書いてみる。節約の工夫も含めて、リアルな数字をお伝えしたい。

北海道の冬の灯油代はいくら?実額を月別に公開

まず「北海道の平均データ」と「私の昨年実績」を並べてお見せする。

昨年(2023〜2024年冬)の灯油代は、11月〜4月の合計で55,640円でした。最も高かったのは1月の13,420円です。昨年の実績を掲載しています。今年は退職して在宅時間が増える、実際はもう少し増える可能性があります。

※北海道平均は総務省統計局「家計調査」2024年月次データ(北海道・二人以上世帯の他の光熱費)をもとに作成

北海道平均
(灯油等・他の光熱)
私の昨年実績
2023〜2024年冬
10月 約 3,000円 0円
11月 約 8,000円 6,540円
12月 約 13,000円 10,980円
1月 約 15,000円 13,420円
2月 約 15,000円 12,870円
3月 約 13,000円 9,630円
4月 約 6,000円 2,200円
シーズン合計 約 73,000円 約 55,640円

※私の数値は昨年(仕事で留守がちだったシーズン)の実績。今年は退職して在宅が増えるため、実際はもう少し増える見込み。

平均より低めなのは、節約を意識していることと、昨年は外出が多かったことが重なっている。今年は退職して家にいる時間が長くなった。暖かい部屋でゆっくり過ごせる分、灯油の消費は増えると思っている。それはそれで、悪いことではないと思っている。

もうひとつ、灯油代は「量」だけでなく「単価」でも大きく揺れる。灯油価格は年によって変動幅が大きく、同じ使用量でも支出が数千円単位で変わることがある。シーズンが始まる前に単価を確認しておくと、年間の見通しが立てやすい。

私の暖房環境(比較の参考に)

灯油代は、住まいの条件によって大きく変わる。私の環境を書いておくので、読んでいるあなたの状況と比べてほしい。

住居タイプ:公営住宅(集合住宅) 構造:RC造(鉄筋コンクリート造) 間取り:3LDK 築年数:約35年 暖房器具:煙突型ストーブ 暖房場所:リビング一か所のみ。他の部屋には設置なし

RC造は木造に比べて気密性が高く、一度温まれば冷めにくい。その点は灯油の節約に効いていると思う。ただ築35年なので窓の断熱性能は高くなく、冬は冷気がじわじわ入ってくるのを感じる。

一人暮らしなので暖房はリビング一か所だけ。他の部屋は基本的に暖めない。この「一か所集中」が灯油代を抑える大きな要因になっている。

なお、この団地は煙突型ストーブ以外の暖房器具の使用が規定で制限されている。家族が来たときなど人数が増える場面では、電気ストーブを補助的に使うことがある。

灯油代を抑えるためにしていること

特別なことはしていない。でも、小さなことを積み重ねると確実に違いが出る。

① 厚着で体を温める
室温を高く保とうとするより、自分が着込んだほうが安上がりだと気づいた。フリースを重ね着して、ストーブの設定温度を少し下げるだけで消費量は変わる。

 

② 窓に100均のプチプチを貼る
全部屋の窓の内側に、100均で買ったプチプチ(気泡緩衝材)を貼っている。冷気の入り込みが明らかに減った。見た目は正直よくないが、灯油代の節約効果は本物だ。テープではがせるタイプを使えば、春に簡単に取れる。

 

③ カーテンを夜は必ず閉める
窓からの冷気は、プチプチだけでなくカーテンでも防げる。夜になったら早めに閉めることを習慣にした。

 

④ 不在時・就寝時はストーブを消す
外出するときと、夜寝るときはストーブを消している。「つけっぱなしのほうが効率がいい」という意見もあるが、私の場合は消したほうが月の使用量は明らかに少なくなった。

 

⑤ 冬は全室のドアを閉める
リビングだけ暖めるので、他の部屋への熱の逃げを防ぐためにドアは必ず閉める。玄関との間にも小さなカーテンを設けた。

 

⑥ 早めに布団に入る
夜9時を過ぎたら布団に入る準備をする。ストーブを使わない時間を増やすのが、一番シンプルな節約だと思っている。電気毛布は一冬で元が取れると感じている。

どれも地味な話だ。でも「北海道の冬だから仕方ない」と諦めるより、できることを積み重ねると、シーズンで見れば数千円単位の差になる。

北海道で月10万円暮らしは灯油代込みで可能?

これが、この記事を読んでいる方が一番知りたいことかもしれない。結論から言うと、年間の平均で見れば、月10〜11万円前後に収めることはできている。

ただし、月ごとに見ると均等ではない。

夏場(6〜9月)は灯油代がほぼゼロになる。生活費全体が9万円台に収まることも多い。その余裕が、冬の出費を支える構造になっている。

ピーク時の1月・2月は、灯油代だけで1万2〜3千円かかることがある。食費や日用品が重なると、その月だけで11〜12万円に達することもある。でもそれは想定内だ。夏に少し余裕が生まれているぶんを、冬に使う感覚で年間を管理している。

灯油代が高い月には、できるだけ早く布団に入る。外食のかわりに良い食材を家で丁寧に調理する。削りすぎず、でも意識はする。そのバランスが、年間を通じて10万円前後という数字に落ち着いている理由だと思う。

今年は退職して在宅時間が増える。灯油の消費は増えるかもしれない。それでも「年間で考える」という視点があれば、慌てずに対処できる。月単位ではなく、シーズン全体を見渡すことが大事だと感じている。

関連記事

生活費の全体像はこちらにまとめています

灯油代も含めた月の支出・年間の波・やりくりの考え方を、北海道でのひとり暮らしの視点からまとめました。

→ 50代一人暮らし女性、生活費は月10万円で足りる?北海道で暮らす私のリアル家計を読む

冬の生活費で一番変動するのは灯油代

退職してから、家計の「波」がよく見えるようになった。夏は穏やか、冬は灯油代が山をつくる。その波は毎年ほぼ同じ形をしている。

だから今は、灯油代を「想定外の出費」とは思っていない。北海道に住む以上、暖かく生きるためのコストだ。それを前提に、夏の余裕を冬のために取っておく。ただそれだけのことを続けている。

プチプチを窓に貼るのも、早めに布団に入るのも、生活を我慢しているというより、「これが私のやり方」に落ち着いてきた感じがしている。

同じ北海道で、同じようにひとりで冬を越そうとしている方の、何かの参考になればうれしい。

この記事のまとめ

✔ 北海道の一人暮らしの灯油代は、冬のピーク(1〜2月)で月1.2〜1.4万円前後 ✔ 掲載数値は昨年(仕事で留守がちだったシーズン)の実績。今年は退職により在宅が増えるため上振れ見込み ✔ プチプチ・厚着・早寝などの積み重ねで、平均より抑えられている ✔ 月単位ではなく年間平均で考えると、月10〜11万円の範囲に収められる ✔ 灯油代は変動費の中で最も大きな項目。シーズンの波を把握しておくことが大事

灯油代だけでなく、生活費の全体像を知りたい方へ

住居費・食費・保険料まで含めた月の家計を、北海道の公営住宅でひとり暮らす私がリアルに公開しています。

→ 50代一人暮らし女性、生活費は月10万円で足りる?北海道で暮らす私のリアル家計を読む

コメント