公営住宅は何回応募すれば当たる?10回目で当選した私の体験談【倍率も解説】

公営住宅に10回応募して当選した50代女性の体験談。北海道の公営住宅倍率と当選までの道のりを解説。

「公営住宅は倍率が高くて入れない」

私もそう思っていました。

実際に応募する前は、何年も待つものだと半ば諦めていました。でも結果として、私は10回目の応募・約4年で当選し、今その住宅で暮らしています。

この記事では北海道の公営住宅の倍率の傾向と、私が経験した応募から当選までのリアルな体験談をお伝えします。「実際の倍率は何倍なの?」「何回応募すれば当たるの?」「何年待てば入れるの?」——同じ悩みを持つ方の参考になれば嬉しいです。

この記事でわかること

私は10回目(約4年)で当選した

友人は1回目で当選した

地域・築年数・立地で倍率は大きく変わる

落選しても諦めず応募し続けることが重要

単身女性でも当選できる

この記事を書いた人の結論

私は10回応募(約4年)して当選。友人は1回目で当選

同じ北海道でも、ここまで差があります。

その理由は「どこに・どんな条件で応募したか」にあります。この記事でくわしく解説します。

北海道主要都市の公営住宅倍率の例

倍率は自治体・募集回・住宅によって大きく異なります。札幌市や北海道住宅供給公社では募集結果が公開されており、募集回ごとに倍率が大きく変動しています。以下は公表資料を参考にした目安です。

自治体 倍率の傾向(目安)
札幌市 高い傾向(人気物件は特に競争が激しい)
函館市 中程度の傾向
旭川市 比較的低い傾向
帯広市ほか地方都市 低い傾向
地方町村 比較的倍率が低い傾向(応募が少ない回も)

※上記は過去の募集結果をもとにした傾向です。実際の倍率は募集回・物件ごとに大きく変動します。最新情報は各自治体の公式サイトでご確認ください。

参考:札幌市公営住宅募集結果 北海道住宅供給公社 募集情報

この表から言えること

「北海道の公営住宅はどこも倍率が高い」というイメージは正確ではありません。札幌の人気物件は確かに競争が激しいですが、地方に目を向けると当選確率はぐっと上がります。エリアを広げて応募することが、当選への近道です。

地域によって公営住宅の倍率は大きく違う

「どの市区町村に応募するか」だけで、当選確率は大きく変わります。

札幌など人口が多い都市は応募者も多く、必然的に倍率が上がります。一方、地方都市や町村では応募自体が少なく、競争が緩やかです。私が経験したなかでも、同じ北海道内でも自治体を変えるだけで体感がまったく違いました。

人気エリア(札幌中心部など)にこだわると、10回・20回応募しても当選が遠のく可能性があります。「少し郊外でも構わない」という視点を持つだけで、選択肢は一気に広がります。

築年数によって公営住宅の倍率は変わる

新築・築浅の物件は人気が集中します。逆に築30年以上の物件は敬遠されがちで、倍率が低くなる傾向があります。

私が当選した物件も築約35年でした。設備の古さ(給湯器・浴室など)は覚悟が必要ですが、家賃の安さと引き換えに考えれば十分な選択肢です。入居後に自分でできる範囲でDIYや整理をすれば、十分快適に暮らせています。

「築古でもいい」と割り切れる人ほど、当選に近づきます。設備の古さより、家賃が月2〜3万円台になることのメリットをどう評価するか——それが鍵です。

立地が良い物件ほど公営住宅の倍率は高い

交通機関・病院・スーパーに近い物件は需要が高く、倍率が跳ね上がります。

私が当選した物件はこの3つがすべて徒歩圏内という好立地でした。だからこそ10回・約4年かかったとも言えます。「少し不便でもいい」と割り切れる人ほど、当選に近づきます。

REAL STORY

私が当選するまでにかかった応募回数は、10回。最初の数回は手応えもなく、「これは無理かもしれない」と思ったこともありました。期間にして約4年間、募集があるたびに応募し続けました。

当選した物件の条件

募集戸数:1件

応募人数:非公表

立地:スーパー・交通機関・病院・繁華街がすべて徒歩圏内という好条件物件

築年数:約35年

条件がいい物件だったので、応募者は多かったと思います。それでも当選できたのは、諦めずに毎回応募し続けたことが大きかったと感じています。

なお、当選後に実際にかかった費用については別記事でくわしくまとめています。→ 公営住宅の初期費用はいくら?入居時に25万5千円かかった内訳を公開

当時の応募記録をまとめると、こうなります。

応募回数 結果
1回目 落選
2回目 落選
3回目 落選
4回目 落選
5回目 落選
6回目 落選
7回目 落選
8回目 落選
9回目 落選
10回目 ✓ 当選

※記録を残していなかったため概算です。

私は9回落選しました。

それでも10回目で当選しました。

公営住宅は「何年待つか」ではなく、「何回応募するか」の世界だと実感しています。

公営住宅は応募回数が多いほど有利になるのか?

「落選し続けても意味がない」と思っている方に、知っておいてほしい制度があります。

一部自治体では、落選回数が多い人ほど抽選で有利になる「優遇抽選制度」があります。俗に「持ち玉」と呼ばれることもあり、落選するたびに抽選番号が増える仕組みです。

名称・仕組みは自治体によって「優遇抽選」「倍率優遇」「ポイント加算」など異なり、制度がない自治体もあります。ただ、この制度を知っていたからこそ、私は10回応募し続けられました。

持ち玉制度のポイント

落選するたびにポイント(持ち玉)が加算される

持ち玉が多いほど抽選で有利になる

名称・仕組みは自治体ごとに異なる

制度がない自治体もある

私自身、当選したのは10回目でした。落選を重ねるたびに持ち玉が増えていき、応募を続けたことが当選につながったと感じています。「また落ちた」と思うたびに諦めそうになりましたが、この仕組みを知っていたからこそ続けられました。

※持ち玉制度の有無・仕組みは各自治体の募集要項または窓口でご確認ください。

単身女性でも公営住宅に当選できる?

結論から言えば、単身女性でも当選できます。私の友人がまさにそのケースです。

友人の体験談

60歳を過ぎた単身の友人は、応募1回目で当選。しかも新築の1LDKです。「まさか当たると思っていなかった」と本人が一番驚いていました。私より早く、あっさり入居していきました。

私自身は息子との2人世帯で一般世帯として応募・入居し、その後息子が転出して現在はひとり暮らしになっています。当選のルートはひとつではありません。

ただし、応募前にいくつか確認しておきたいことがあります。

① 単身でも応募できる物件が増えている

以前は「家族世帯向け」が中心でしたが、少子化・単身世帯の増加を背景に、単身者向けの1DK・1LDKや、応募条件が緩和された物件が増えています。地方では人気のない2LDKに単身で応募できるケースも。

② 年齢・世帯条件を確認する

募集区分によって「一般世帯」「子育て世帯」「高齢者世帯(60歳以上)」など条件が異なります。私は息子との2人世帯で一般世帯として応募しました。単身の場合も「一般世帯」枠で応募できる物件が多く、まずは自治体の募集要項で対象区分を確認するのが最初の一歩です。

③ 所得条件は思ったより緩やか

入居には収入基準があります。一般的な目安は以下のとおりです。

所得基準の目安(一般世帯)

世帯全員の所得合計から各種控除を差し引いた「月額所得」が158,000円以下(一般世帯の場合)が入居条件の目安です。退職後の年金生活者はこの範囲に収まることが多く、むしろ有利なケースも。

※基準は自治体・世帯構成によって異なります。詳細は各自治体の窓口へご確認ください。

公営住宅の倍率が高くなる理由

競争が激しくなるのには理由があります。

1立地がいい

駅近・病院近・スーパー近の物件は民間賃貸でも人気。それが低家賃で出るのですから競争は必然です。

2家賃が民間より数万円安い

私の家賃は月22,000円(年度収入による)。同等の民間賃貸なら5〜7万円はする立地です。この差額が応募者を集めます。

→ 実際の生活費の内訳は「50代一人暮らし女性の生活費を公開」で詳しく紹介しています

3年金生活者・高齢者世帯の増加

年金だけで生活する人が増えるほど、固定費を下げたい需要も増えます。公営住宅はその受け皿として年々注目度が高まっています。

公営住宅に当たりにくい人の特徴

10回応募して分かったことがあります。当選しにくい人には、共通したパターンがあります。

人気物件・好立地だけに絞っている

「駅近・新築・広め」の3拍子がそろった物件に殺到すると、倍率は跳ね上がります。条件を少し広げるだけで、状況は一変します。

応募回数が少ない・スキップしている

「今回は良い物件がない」とパスしてしまう人は、応募の積み重ねができません。持ち玉制度がある自治体では特に、希望通りでなくても応募し続けることが長期的には大切です。

応募エリアを1か所に限定している

自治体をまたいで複数エリアに応募できる場合は、範囲を広げると選択肢が増えます。

空き家募集(随時募集)を見ていない

定期募集しか確認していない人は、穴場を見逃しています。随時募集は競争が少ないことが多く、見るだけでも損はありません。

当たらない理由のほとんどは「情報不足」と「諦め」です。仕組みを知って動き続ければ、確率は確実に上がります。

公営住宅の倍率が高くても当選しやすくなる方法

「高倍率だから無理」と諦めるのは早いです。工夫次第で当選確率は変わります。

人気物件だけを狙わない

「築古でもいい」「少し不便でもいい」と条件を広げると当選確率が上がります。

募集があるたびに毎回応募する

自治体によっては落選回数が次の抽選で有利に働く制度があります。1回で当たらなくても応募を続けることが大切。

対象エリアを広げる

「この地区だけ」と絞らず、隣の市区町村も視野に入れると選択肢が広がります。

空き家募集(随時募集)も見逃さない

定期募集と別に随時行われる空き家募集は応募が少ない傾向があります。自治体ウェブサイトを週1回チェックするだけで違います。

📋 応募手順をくわしく知りたい方へ

申込書の書き方・必要書類・申請のタイミングなど、応募方法の詳細は別記事でまとめています。→ 公営住宅の応募方法を詳しく見る(準備中)

公営住宅の倍率は気にしすぎなくていい理由

「倍率が高いから無理」という考え方は、少し違います。

倍率10倍でも当たる人は当たる

10倍の抽選でも、当たる人が必ず10人に1人はいます。当選は「いつ当たるか」の問題であって、「当たるかどうか」ではありません。

倍率が低くても希望の物件が必ず出るとは限らない

「低倍率の物件を探す」よりも、「応募の回数を増やす」方が確実です。倍率を眺めて悩む時間より、とにかく応募することが大切です。

実際は応募回数の積み重ねが重要

持ち玉制度がある自治体では、応募を重ねるほど有利になります。私が10回目で当選できたのは、諦めずに応募を続けた結果です。

当選後の暮らしについては、別の記事でくわしく書いています。入居前に知っておきたいことを視点別にまとめているので、あわせてどうぞ。

生活費

公営住宅に住んでみたら生活費はいくらになった?

家賃22,000円・北海道・単身女性の実例

初期費用

公営住宅の初期費用はいくら?入居時に25万5千円かかった内訳を公開

当選後にかかるお金、まとめて確認できます

デメリット・人間関係

公営住宅のデメリット8つ——入居前に知っておきたいこと

自治会・騒音・人間関係……正直に書きます

応募方法(準備中)

公営住宅の応募方法——申込書の書き方から抽選まで

必要書類・窓口・申請タイミングをまとめます

人間関係(準備中)

公営住宅の人間関係——自治会・隣人・付き合い方のリアル

入居後に一番気になる「人」のこと、正直に書きます

公営住宅に当選した結果、私の生活費はこう変わりました。家賃22,000円になって何が変わったのか——北海道の冬の灯油代・食費・通信費まで、毎月の数字をそのまま公開しています。

▶︎ 50代一人暮らし女性の生活費を公開|58歳退職後のリアル家計

公営住宅が当たらないと感じたときに私が考えたこと

5回落選した頃から、「もう無理かもしれない」と思うようになりました。

周囲には1回で当選した人もいて、自分だけ取り残された気持ちになったこともあります。「私の条件が悪いのか」「応募の仕方が間違っているのか」——そんなことばかり考えていました。

それでも結果的には、10回目で当選しました。

今振り返ると、公営住宅は「当たらない人」と「当たり続けるまで応募した人」の違いが大きいと感じます。落選は失敗ではなく、持ち玉を積み上げているプロセスです。「まだ当たっていない」だけで、「当たらない」わけではありません。

まとめ——諦めないことが、一番の攻略法

倍率は地域差が大きく、北海道全体が高倍率なわけではない

札幌は競争が激しく、地方や築古は比較的通りやすい傾向がある

単身女性でも当選できる——友人は60代・単身・1回目で新築1LDKに当選

人気物件を避け、エリアを広げ、毎回応募し続けることが大切

私は約4年・10回目でようやく当選。落選も無駄にはならない

私は9回落選しました。それでも10回目で当選しました。

もし今落選が続いているなら、あなただけではありません。

公営住宅は「一度外れたら終わり」ではなく、「応募を続けた人にチャンスが来る制度」です。

次の募集が出たら、ぜひもう一度応募してみてください。

よくある質問

Q. 公営住宅は何回応募すれば当たりますか?

地域や物件によって大きく異なります。私は10回目(約4年)で当選しました。友人のように1回目で当選するケースもあれば、もっと回数がかかる方もいます。大切なのは毎回応募し続けること、そして物件の条件を広げることです。

Q. 公営住宅は何年待てば入れますか?

「何年待つ」という概念より「何回応募するか」で考える方が実態に近いです。募集は年に複数回あり、毎回応募すれば年4〜6回チャンスがあります。私は10回目で当選したので、約4年かかった計算になります。エリアや物件を広げると期間は短くなります。

Q. 単身女性でも公営住宅に応募できますか?

多くの自治体で可能です。単身者向け住宅の募集が増えており、60代の単身女性でも当選実績があります。募集要項の対象区分を確認して、条件に合う物件を探してみてください。

Q. 公営住宅の優遇抽選制度(持ち玉)とは何ですか?

落選回数に応じて次の抽選で有利になる制度のことで、俗に「持ち玉」と呼ばれることもあります。自治体によって「優遇抽選」「倍率優遇」「ポイント加算」など名称・仕組みが異なり、制度がない自治体もあります。応募先の募集要項や窓口でご確認ください。

Q. 北海道の公営住宅の倍率はどのくらいですか?

倍率は自治体・物件・年度ごとに変動します。傾向としては、札幌市は競争が激しく(5〜30倍程度)、地方都市や築古物件は比較的通りやすいケースもあります。実際の倍率は各自治体の募集結果でご確認ください。

Q. 公営住宅の抽選は本当に公平ですか?

基本的には公開抽選で行われます。ただし自治体によっては、落選回数の多い方や高齢者世帯などを考慮する優遇制度があります。コネや不正が疑われることもありますが、一般的な募集は抽選または優遇制度に基づく公正な手続きで進められます。

Q. 公営住宅はコネや縁故で決まることがありますか?

公営住宅の入居選考は、原則として公開抽選や点数制など透明性のある方法で行われます。コネが通じる仕組みにはなっていません。不安な方は自治体の担当窓口に抽選方法を確認してみてください。

Q. 公営住宅の倍率は毎年同じですか?

同じ住宅でも募集回によって倍率は大きく変わります。前回20倍だった物件が次回は3倍になることもあります。倍率だけを見て諦めず、募集のたびに応募することが大切です。

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