退職して半年が過ぎた頃、ふと気になって食費の家計簿を見直してみた。
「思ったより使っていないけど、思ったより油断もしていた」というのが正直な感想だ。
今回は、北海道の公営住宅でひとり暮らしをしている58歳の私が、退職後の年金生活を見据えながら、実際にどのように食費を管理しているのか、金額とともに書いておく。
50代一人暮らし女性の食費、月3万円は高い?安い?
私の場合、食費は月2万8千円〜3万5千円程度で推移している。
一般的な一人暮らしの食費と比べると、特別安いわけではない。
ただし、北海道で暮らしながら栄養を極端に削らず、外食もほとんどしない生活としては無理のない範囲だと思っている。
食費を減らすことだけを目的にすると長続きしない。私は「健康を維持しながら続けられる金額」を優先している。
※2025年の家計簿をもとに算出した実績値です
夏は冷ややっこや簡単な食事で済む日もあるが、冬は鍋や煮込み料理が増える。
野菜や肉を数種類組み合わせて使うため、食材の種類が増えて食費が月3万円を少し超えることがある。
それでも体を温めながら健康的に暮らすために必要な出費だと思っている。
参考:私の普段の食事
🌅 朝 トーストやご飯、コーヒー、ゆで卵。その日の気分で変わる。 ☀️ 昼 うどんやそば、または前日の残り物。作る手間を省く日も多い。 🌙 夜 ご飯、味噌汁、魚か肉のおかずが基本。冬は鍋の日も週に2〜3回ある。
外食はほぼなし。疲れた日は冷凍うどんや缶詰で済ませることもある。それで十分だと思っている。
一人暮らしの食費は年齢や地域によって差があるが、50代女性では月3万円台〜4万円台になるケースも少なくない。
総務省の家計調査などを見ると、一人暮らし女性の食費が私より高いケースも少なくない。ただ、地域や生活スタイルによって大きく変わるため、一概に高い・安いとは言い切れない。
私にとって月3万円前後の食費は、健康を維持しながら年金生活を見据えて続けられる、現実的な金額だと感じている。
私の生活費全体については「50代一人暮らし女性、生活費は月10万円で足りる?」の記事で詳しく公開しています。
食費以外の固定費の見直しは「固定費チェックリスト|退職後に見直してよかった項目まとめ」にまとめています。
公営住宅での暮らしの実態は「公営住宅でひとり暮らし|家賃・生活費のリアルを公開」で書いています。
50代一人暮らし女性が食費を節約できている理由
まとめ買いをしない
ひとり暮らしでまとめ買いをすると、高い確率で腐らせる。
特売の野菜を買い込んで、結局半分を捨てた経験が何度もあった。
「安く買った」つもりが捨てた分まで含めると割高になっていたことに、退職後に気づいた。
今は「今日・明日使う分だけ買う」を基本にしている。買い物は週2〜3回、少量ずつ。
特売のために遠くへ行かない
車を手放してからは特に意識するようになったが、「遠いスーパーの特売に行く」という行動は交通費と時間を使っている。
徒歩圏のスーパーで済ませるほうが、トータルのコストは安くなることが多い。
「10円安い卵のために30分歩くか」と考えると、答えは自ずと出る。
外食をほとんどしない
外食費はほぼゼロに近い。自炊が習慣になっているので苦ではないが、
疲れた日には冷凍食品や缶詰を上手に使っている。
「冷凍うどん+卵+めんつゆ」で十分に満足できる、というのが今の感覚だ。
北海道一人暮らしで食費を抑えるために意識していること
地域性を正直に書いておく。北海道は食材が豊かだが、物価は思ったより高い。その中でやっていることは次の3点だ。
📍 地元の小さなスーパーを使う。大型チェーンより地域密着型の方が鮮度が良いことがある 🥬 野菜は旬のものを選ぶ。旬は安くて栄養価も高い 🥕 冬は根菜類を中心にする。じゃがいも・にんじん・玉ねぎは北海道産が安定して安い
一人暮らしの食費節約で買わないと決めているもの
「買わない」という判断が、実は一番効く節約だと感じている。
🚫 ペットボトル飲料(水筒に麦茶・コーヒーを入れて持ち歩く) 🚫 お菓子のまとめ買い(食べ切れずに無駄になる) 🚫 コンビニ弁当・惣菜(割高で量が合わない) 🚫 過剰包装のパック食品(ゴミが増え、重くなる)
スーパーでは、肉や魚などのパックのトレー・厚紙を回収BOXに持っていくとポイントになります。
小さな積み重ねですが、月に数十円〜百円ほどになって食費の節約に返ってきます。
逆に、食費で節約しないもの
ここが、私が「ただの節約記事」と少し違うところだ。
🌾 米:ここを安物にすると毎日の満足度が落ちる。北海道産のものをちゃんと買う 🥚 卵:毎日食べるものほど、品質を落としたくない 🫙 調味料・ドレッシング:安物は量を使ってしまい結果的に高くつく。私はドレッシングだけは気に入ったものを使っている
「毎日使うもの」「少量で満足できるもの」は、ケチりすぎない。これが長続きする節約の感覚だと思っている。
一人暮らしの食費節約で失敗したこと
うまくいかなかった経験も正直に残しておく。
❶ 業務スーパーで大量購入した
「安い・大容量」につられて買ったが、ひとりでは使い切れなかった。
冷凍庫がパンパンになり、結局古いものを捨てる羽目になった。
❷ 作り置きをしすぎた
同じおかずが続くと食欲が落ちる。
無理に食べようとして、かえってストレスになった。「節約のための食事」になってしまっては本末転倒だ。
❸ 安さだけを基準に買った
味が好みでないものを「安いから」と買い続けると、満足感が下がって間食が増えた。
結果的に食費が増える逆効果。「好きなものを適量」のほうが満足度が高い。
年金生活・月10万円の食費節約で感じたこと
食費節約を意識してきた中で、一番効果があったのは「無駄買いをなくすこと」だった。
食費を月2万円程度まで削ることは、今の私には向いていない。満足感が続かないからだ。
それよりも、「腐らせない・衝動買いしない・特売に振り回されない」を続けるほうが、
ストレスなく食費は自然と落ち着いてくる。
この記事のまとめ
食費は削りすぎるより、無駄買いを減らす方が効果が大きい。
50代一人暮らし女性の食費節約は、量を減らすことではなく、「買うもの・買わないもの」を決めることから始まる。
老後資金を守るためにも、無理なく続けられる食費の水準を自分で見つけることが大切だと思っている。
私はまだ試行錯誤の途中だが、今のところこのやり方が一番長続きしている。


コメント