公営住宅にウォシュレットは設置できる?費用・注意点と見送った体験

公営住宅シリーズ15|ウォシュレットの設置条件・費用・原状回復と、設置を見送った実体験

この記事を書いた人:平熱まどか|公営住宅での暮らしを、実体験をもとに記録しています。

公営住宅へ入居したとき、私はウォシュレットを付けるか、とても悩みました。

以前の賃貸では使っていた設備ですが、入居時には設置を見送り、今も付けずに暮らしています。

先に結論をお伝えすると、私の住宅では、管理側に確認して設置できると分かりました。ただし、購入前には取付条件と、退去時に元の状態へ戻すための対応を確認する必要があります。

確認しておきたいのは、次の4点です。

  1. 管理側の条件:設置の可否、申請・届出や指定業者への依頼の要否
  2. 取付条件:コンセントの有無、便器のサイズや形、給水設備、アース接続
  3. 費用:本体代、取付費、追加の部材・工事費、電気代と水道代
  4. 退去時の対応:原状回復の条件、元の便座の保管、取り外しと再取付

この記事では、それぞれの確認事項を、私が設置を見送った体験とともにまとめます。

※「ウォシュレット」はTOTOの登録商標です。本文では、一般的な温水洗浄便座についても、分かりやすい呼び方としてウォシュレットと表記しています。

公営住宅でウォシュレットは付けてよい?管理側に確認した結果

私の住宅では、管理側に確認したところ、ウォシュレットは設置できると分かりました。ただし、退去するときには取り外し、元の状態へ戻す必要があります。

そのため、もともと付いている便座は処分せず、退去まで保管しておかなければなりません。

また、自分で業者を選んで依頼するのではなく、公社指定の業者へお願いすることになります。

付けてよいかどうかだけでなく、誰に工事を依頼するのか、退去するときはどうするのかまで確認が必要なのだと分かりました。

ほかの自治体の例として、砂川市の公式案内でも、温水洗浄便座などを設置する際は、事前の申請と許可が必要とされています。

ただし、手続きや指定業者の有無、原状回復の条件は住宅によって異なります。商品を購入したり工事を申し込んだりする前に、自分の住宅の管理側へ確認してください。

参考:砂川市「市営(改良)住宅にお住まいの方へ」

後付けは便器ごとの交換ではなく「便座の交換」

それまでの賃貸では、ウォシュレットが普通に備え付けられていました。使い慣れた設備だったため、公営住宅でも入居前に付けようと考えていました。

ただ、自分で取り付けたことはなく、工事についてはよく分かっていませんでした。

私は便器ごと取り替えるものだと思い込み、「今ある便器を、退去するまでどこに置いておけばよいのだろう」と悩みました。ほかに用意する設備も多く、結局、設置を見送りました。

今回検討している温水洗浄便座の後付けは、今ある便器を使い、上に付いている便座を交換する方法です。便器との適合や給水・電源などの条件を満たせば、便器全体を取り替えずに設置できます。

私が保管場所に悩んでいた「便器」と、実際に保管が必要な「便座」は、別のものでした。

私のように便器ごと交換すると思っている方は、購入先や施工業者へ「今の便器を使い、便座だけを交換できるか」と確認すると、工事や保管場所について考えやすくなると思います。

取付条件の確認|コンセントがあっても設置できるとは限らない

私の住宅には、トイレ内にコンセントがあります。ただし、それだけで希望する製品を取り付けられるとは限りません。

購入を具体的に考えるときは、指定業者へ次の点を確認したいと思っています。

  • 便器のサイズや形が、希望する製品に合っているか
  • 止水栓などの給水設備が、取り付けに対応しているか
  • 電源とアース接続の条件を満たしているか
  • 追加の部材や工事が必要か

トイレにコンセントがない場合は、電源工事の可否や管理側の承認も確認が必要です。依頼先によって工事の対応範囲も異なります。

本体を買ってから取り付けられないと分かることのないように、先に今のトイレの状態を確認しておきたいところです。

設置費用は「本体代+取付費+維持費+退去時の費用」で考える

本体価格は、選ぶ機種や機能によって変わります。私はまだ見積もりを取っていないため、実際にいくらで設置できるかは分かっていません。

費用を考える際の参考として調べたヨドバシ.comでは、洋式タンク式トイレへの取付料金は6,600円(税込)と案内されています。便座本体の代金は別にかかります。

商品購入時に申し込む工事で、離島・一部地域は対象外です。設置条件によっては別売部材も必要になります。

同じ案内では、温水洗浄便座の取り外し(撤去)は3,300円(税込)とされています。ただし、元の便座を付け直す費用については、このページに記載がありません。退去時に取り外しだけを依頼できるかも、別途確認が必要です。

これらは販売店の料金例で、公社指定の業者の料金や、私の住宅での見積額ではありません。

参考:ヨドバシ.com「温水洗浄便座の設置」(2026年10月17日確認)

私が指定業者へ相談するときは、本体を自分で購入してよいか、見積額に本体代・部材代・工事費がどこまで含まれているかを確認したいと思っています。

退去時についても、取り外しだけでなく、元の便座の再取付まで依頼できるか、その費用はいくらかを確かめておきたいところです。

入居時は、ほかの設備にもお金がかかります。購入時の金額だけでなく、使用中の電気代・水道代と退去時の費用まで含めて、予算を考えたいと思っています。

設置を改めて考えたきっかけと、水洗い・暖房便座の魅力

入居後、トイレットペーパーの減りが早いと感じたときに、ウォシュレットのことを改めて考えました。

現在使っているトイレットペーパーは、シングル12ロールで約798円です。使う人数や在宅時間によって減り方は変わりますが、紙だけで済ませる生活の中で、以前使っていた水洗いの便利さを思い出しました。

洗浄したあとも水分を拭き取る紙は必要です。それでも、紙で何度も拭くより、水で洗ってから水分を拭き取るほうが、私には清潔に使えるように感じられます。

また、北海道で暮らしていると、冬に暖かい便座を使えることにも魅力を感じます。

以前の賃貸で使い慣れていた設備だからこそ、水で洗えることや冬の暖かさは、今後設置を検討するときの判断材料になります。

設置を見送って困った?使わずに暮らしてみた実感

ウォシュレットを使うことに慣れていたため、入居後、紙だけで済ませることには、最初は少し違和感がありました。

それでも、暮らしているうちに慣れてきました。私の場合は、今すぐ設置しなければ困る、というほどではありません。

また使いたい気持ちはありますが、いったん使わずに暮らしてみたことで、購入を急ぐかどうかを改めて考えられました。

まとめ|購入前に設置条件・費用・退去時の対応を確認する

ウォシュレットを後付けするときは、商品を選ぶ前に管理側の条件を確認し、依頼できる業者や取付条件、退去時の対応まで確かめておくことが大切だと感じました。

私は今のところ、紙代の節約だけを理由に急いで購入することは考えていません。

私にとっては、紙代がどれだけ安くなるかだけでなく、その費用を払って毎日使いたいと思えるかどうかが、設置を決める基準です。

公営住宅への入居時に迷っている方も、ほかに必要な設備と予算を整理したうえで、自分の暮らしに必要かどうかを考えてみてください。

公営住宅シリーズ|15

ウォシュレットの設置を見送った理由と、購入前の確認事項

暮らしにかかるお金も確認する

設備の購入費だけでなく、維持費を含めた毎月の生活費も、自分の数字で確認できます。

生活費シミュレーターで確認する →

コメント