市営・公営住宅に付いていなかった設備7つ|買った・借りた・見送ったもの

市営・公営住宅に入居したときに付いていなかった設備7つ

 

この記事を書いた人:平熱まどか|公営住宅での暮らしを、実体験をもとに記録しています。

公営住宅へ入居したとき、実際の部屋には網戸、シャワー、浴槽、ガスコンロ、照明、カーテンレール、温水洗浄便座が付いていませんでした。

家賃や敷金、引っ越し代だけではなく、暮らせる状態にするための設備にも費用がかかりました。

ただし、付いていないものをすべて購入したわけではありません。

必要性、金額、この先どのくらい住むのか、退去するときに取り外す必要があるのかを考え、購入したもの、リースしたもの、ほかの物で代用したもの、設置を見送ったものがあります。

この記事では、私が入居した公営住宅に付いていなかった設備と、入居3年目の現在までにどのような判断をしたのかを紹介します。

この記事でわかること

  • 私の公営住宅に付いていなかった設備
  • 購入・リース・代用・見送りを選んだ理由
  • シャワーや網戸などにかかった金額
  • 内覧時と設備を追加する前に確認したいこと

公営住宅の設備は住宅によって異なる

公営住宅に付いている設備は、自治体、住宅、建築された時期、住戸の状態などによって異なります。

実際に、自治体などの入居案内でも、浴槽、風呂釜、給湯設備、網戸、カーテンレール、照明、ガスコンロなどを、入居者が用意する住宅があると案内されています。

一方、同じ種類の設備でも、最初から設置されている住宅や、前の入居者が残した設備を使用できる住宅もあります。

そのため、「公営住宅にはこの設備が付いていない」と一律には言えません。

この記事で紹介するのは、私が入居した一つの公営住宅での経験です。実際に応募・入居する際は、募集案内、内覧、入居説明会などで、自分が入居する部屋の設備を確認する必要があります。

参考:網走市「市営住宅の入居者随時募集」、滋賀県営住宅「入居を希望される方へ」

私の公営住宅に付いていなかった設備7つ

私の住戸に付いていなかった設備と、私が選んだ方法をまとめると、次のようになります。

設備 私が選んだ方法 金額
網戸 設置を見送った 4枚で約85,000円の見積もり
シャワー 自費で設置 約40,000円
浴槽 リース 月1,400円
ガスコンロ 中古購入後に買い替え 合計約50,000円
照明 2部屋だけ購入し、ほかは災害用ライトで代用 カーテンなどと合わせて約30,000円
カーテン・カーテンレール 内覧時に採寸し、入居前に購入 照明などと合わせて約30,000円
温水洗浄便座 現在も未設置 支出なし

※約85,000円の網戸は見積額であり、実際に支払った金額ではありません。設備の金額は私が入居した当時のものです。

網戸4枚で約8万5千円|設置せず3年目も暮らしている

入居した部屋には、網戸が付いていませんでした。

窓が一般的な規格ではなかったため、既製品をそのまま取り付けることができず、網戸4枚で約85,000円の見積もりでした。

約85,000円は、実際に支払った金額ではありません。見積もりを確認したうえで、私は設置を見送りました。

自分の持ち家であれば、設置していたと思います。

しかし、この先ずっと住むか分からない公営住宅です。取り付ける費用だけでなく、退去時には取り外すことも考えなければなりません。

網戸へ約85,000円をかけることには迷いがありました。

結局、入居3年目の現在も網戸なしで生活しています。

付いていないからといって、すべてを急いで購入する必要はないと考えました。

シャワーは約4万円で自費設置した

浴室には、シャワーも付いていませんでした。

シャワーは自費で設置しました。

  • シャワー本体:約30,000円
  • 工事費:約10,000円
  • 合計:約40,000円

取り付け前には、管理側へ「模様替え」に関する書類を提出しました。

設備を自分で追加できる場合でも、無断で工事をしてよいとは限りません。申請が必要か、退去時にどこまで元へ戻す必要があるのかを、取り付け前に確認する必要があります。

浴槽は月1,400円でリースした

浴槽も最初から付いていませんでした。

私が利用しているのは、お湯をためるだけの浴槽です。追いだきなどを行う風呂釜ではありません。

浴槽は購入せず、月1,400円のリースを利用しました。年間では16,800円です。

管理担当者と思われる人から、交渉次第では中古と新品があるらしい、という説明を聞いた記憶があります。

ところが、実際に申し込んだ際には、中古か新品かの希望を聞かれず、そのまま設置されました。

小心者の私は、何も言えませんでした(笑)。

月1,400円は一度だけ支払う初期費用ではなく、住み続ける間に発生する費用です。購入費だけではなく、リースという選択肢と毎月の負担も確認しておく必要があります。

ガスコンロはガスの種類が変わり、買い直した

ガスコンロも付いていませんでした。

以前住んでいた民間住宅では、約50,000円で購入した、気に入っているガラスコーティングのガスコンロを使用していました。

しかし、以前の住宅はプロパンガス、現在の公営住宅は都市ガスです。

それまで使っていたプロパンガス用のコンロを現在の住宅では使用できなかったため、知人へ譲りました。

入居時には、状態が良く、魚焼きグリルも未使用だった中古のガスコンロを購入しました。

ところが、実際に魚を焼いてみると、そのグリルは片面焼きでした。私には魚がおいしく焼けないように感じられ、結局、約40,000円の両面焼きタイプへ買い替えました。

最初に購入した中古ガスコンロと合わせると、結果的に約50,000円の支出になりました。

現在使っているガスコンロを新居へ持っていく予定でも、転居先のガス種が異なる場合は、そのまま使用できません。

ガスコンロには都市ガス用とLPガス用があり、転居先のガス種に合ったものを使用する必要があります。

ガスコンロを購入する前に、転居先のガスの種類と、製品に表示されているガスの種類が一致していることを確認する必要があります。

参考:リンナイ「ビルトインガスコンロの選び方」、パロマ「中古ガス器具を購入される皆様へお知らせ」

照明はすべての部屋に購入しなかった

照明も最初から付いていませんでした。

入居時に購入したのは、リビングなど必要な部屋の照明です。

一方、作業部屋と寝室には、現在も一般的な天井照明を付けていません。

作業部屋は災害用ライトで代用している

作業部屋は、基本的に夜は使用しません。

どうしても明かりが必要なときは、災害用として用意しているライトを使っています。

災害用品をしまい込まず、普段の生活でも使用できるため、私には一石二鳥です。

寝室は気に入った照明が見つかるまで待つ

寝室は基本的に寝るだけの部屋なので、電池式の災害用ライトで対応しています。

ただし、寝室には、いつか裸電球のような雰囲気の照明を付けたいと思っています。

まだ「これがいい」と思えるものが見つかっていません。

急いで妥協して買うのではなく、気に入ったものを探している時間も楽しんでいます。

付いていない設備を、入居時にすべてそろえなければならないわけではありません。部屋を使う時間や目的を考えると、購入を急がなくてもよいものもありました。

カーテンとカーテンレールは内覧時に採寸した

カーテンとカーテンレールは、引っ越した当日から必要になると考えていました。

そこで、当選後の内覧時に窓の幅と高さを測り、その寸法をもとに、入居前にカーテンとカーテンレールを購入しました。

私の場合、内覧を終えると、鍵を受け取るまで室内へ入ることができませんでした。

内覧時に寸法を測っていなければ、入居前の準備が難しくなっていたと思います。

私にとって、内覧時の採寸は必須作業でした。

当選後の内覧、入居説明会、鍵の受け取りまでに私が行ったことは、次の記事にまとめています。

→ 市営・公営住宅の入居手続き|必要書類・内覧・鍵受け取りまで

温水洗浄便座は便器ごと交換するものだと思っていた

トイレには、温水洗浄便座も付いていませんでした。

家族からは以前から「付けようよ」と言われています。

家族が使うトイレットペーパーの量が、私から見ると非常に多いことも、設置を考える理由の一つです。

それでも取り付けなかったのは、退去時のことが気になっていたからです。

私は温水洗浄便座について、便器そのものを丸ごと交換する設備だと思い込んでいました。

「退去するとき、便器丸ごとどこに持っていくの?」

著者は本気でそう考えていました(笑)

ところが入居3年目になって、一般的な温水洗浄便座には、便器本体を交換せず、便座部分を取り替えて設置するタイプがあることを初めて知りました。

「え? そうなの? 便器は丸ごと交換じゃないのね」

今まで知らなかったことに、自分でも驚きました。

現在も温水洗浄便座は設置していません。使わない暮らしにも慣れたため、購入を急がず、必要性と費用を考えて判断したいと思っています。

管理側に確認した設置条件や退去時の対応、購入前に確認したい費用は、次の記事にまとめています。

公営住宅にウォシュレットは後付けできる?設置条件・費用と見送った実体験 →

設備を追加する前に確認したいこと

今回の経験から、公営住宅の設備について、入居前と取り付け前に確認しておきたいことを整理しました。

  • 部屋に最初から付いている設備
  • 入居者が用意する設備
  • 購入とリースのどちらを選べるか
  • 本体代、工事費、毎月の料金
  • 取り付け前に申請や許可が必要か
  • 退去時に取り外しや原状回復が必要か
  • 都市ガスかプロパンガスか
  • 窓、カーテン、照明器具などの寸法と規格

入居者が取り付けた設備は、退去時に撤去や原状回復が必要になる場合があります。

ただし、対象になる設備や手続きは住宅によって異なります。取り付けてから問題になることを避けるため、事前に管理窓口へ確認することが重要です。

参考例:福島市営住宅管理センター「市営住宅に入居中の方へ」

入居時に私が実際に支払った敷金、引っ越し代、シャワー、カーテン、照明などの費用は、次の記事で金額ごとにまとめています。

→ 市営・公営住宅の初期費用はいくら?入居時に約24万円かかった内訳

まとめ|付いていないものをすべて買う必要はなかった

私が入居した公営住宅には、一般的な民間賃貸では最初から付いていると思っていた設備が、いくつもありませんでした。

シャワーは約40,000円で設置し、浴槽は月1,400円でリースしました。ガスコンロは、ガスの種類と使い勝手の違いから買い直すことになりました。

一方、網戸は約85,000円の見積もりを見て設置を見送り、照明は必要な部屋だけ購入しました。温水洗浄便座は、入居3年目の現在も検討中です。

公営住宅は家賃だけを見れば負担を抑えられます。しかし、実際に暮らせる状態にするまでに設備費用が発生することがあります。

だからといって、付いていないものを、すべて急いで購入する必要もありません。

必要性、費用、使用する時間、この先の居住期間、退去時の原状回復まで考え、購入するものと見送るものを決める。

私の場合は、その選び方が今の暮らしに合っていました。

公営住宅への応募から入居後の暮らしまで

応募、当選後の手続き、初期費用、家賃、設備、人間関係、入居後に困ったことを、実体験からまとめています。

公営住宅ひとり暮らし完全ガイドを見る →

コメント