終活は断捨離から|引っ越しで物を減らした私の体験

引っ越しをきっかけに、段ボール・古い書類・服を整理する断捨離

私が断捨離を始めたきっかけは、引っ越しでした。

自分では、それほど物が多いとは思っていませんでした。しかし、引っ越し業者の方から「物、多いですね」と言われ、台所だけでも大きな段ボール10箱分になると聞いて、初めて家の中にある物の量と向き合いました。

今の私にとって、断捨離は単に部屋を片づけることではありません。

これから自分が管理できる量に整えること。そして、いつか家族へ、重い家具や大量の物の処分を残さないための終活でもあります。

一度にすべて捨てたわけではありません。

最初に整理したのは紙類でした。その後、服やストール、重い家具を少しずつ手放しました。

この記事では、引っ越しをきっかけに物を減らした経緯と、断捨離後に買い物が減ったと感じている現在の暮らしを、実体験に沿って紹介します。

この記事でわかること

・引っ越しで物の多さに気づいた経緯
・最初に紙類から整理した理由
・服やストールを減らした基準
・婚礼タンスとチェストを手放したこと
・断捨離後に買い物が減った実感
・写真や手紙を無理に捨てない理由
・断捨離を終活と考えている理由

引っ越し業者から「物が多い」と言われた

引っ越しの見積もりに来た方から、「物、多いですね」と言われました。

自分では「少し多いかもしれない」という程度にしか考えていなかったため、最初は驚きました。

さらに、台所にある物だけで大きな段ボール10箱分になると聞きました。

「そんなにないですよ」と返しましたが、実際に荷造りを始めると、次々に段ボールが増えていきました。

食器や台所用品だけではありません。

クローゼットには服が多く、好きで集めていたストールも何枚もありました。

買ったときには、それぞれ必要だと思っていました。しかし、実際によく使っていた物は限られていました。

一つずつ買ったときには多いと感じなくても、何年も積み重なると、自分が思っている以上の量になっていました。

最初に整理したのは紙類だった

最初に手をつけたのは、書類や紙類でした。

以前の学校関係の書類など、「大事だから」と思って保管していた紙が数多く残っていました。

保管しているだけで、どこに何があるのか分からない物もありました。

必要な物をすぐに取り出せないのであれば、持っているだけで管理できているとはいえません。

一枚ずつ確認すると、すでに役目を終えた書類が多くありました。

紙類は、大きな家具や思い出の品に比べると、私には比較的判断しやすい物でした。

必要のない紙を一枚捨てる。空いた場所を確認する。また次の一枚を見る。

その繰り返しが、断捨離の始まりになりました。

服とストールは「今の自分」を基準にした

私は服やストールを多く持っていました。

ストールが好きで、色や柄が違えば別の物として欲しくなりました。

しかし、数が多くても、実際に使う物はいつも同じでした。

服を整理するときは、次の順番で考えました。

1.現在着ているか
2.今の自分に似合うか
3.これからも本当に必要か

高かったか、まだ着られるかだけで判断すると、なかなか手放せません。

私に必要だったのは、「今の自分が使っているか」という基準でした。

引っ越し後、残した服は和室の押し入れへ収納しています。

収納場所を増やして服を収めるのではなく、現在ある押し入れに収まる量を意識するようになりました。

婚礼タンスとチェストも手放した

引っ越しでは、紙や服だけでなく、大きな家具も見直しました。

私は、両親が持たせてくれた婚礼タンスを長年使っていました。

単なる収納家具ではなく、両親の思いが込められた物です。簡単に「捨てよう」と決められる物ではありませんでした。

しかし、引っ越し先へ搬入することが難しく、最終的に婚礼タンス2棹を手放しました。

このほかに、チェストも処分しています。

大型家具がなくなると、部屋の床が見える範囲が増え、掃除もしやすくなりました。

家具を手放しても、両親との記憶まで消えるわけではありません。

そのことに気づくまでには時間がかかりましたが、物と記憶を分けて考えられるようになってから、気持ちも少し軽くなりました。

物が多い部屋へ人を招くことにためらいがあった

物が多かった頃は、人を家へ招くことにためらいがありました。

家族だけなら気にならなくても、家族以外の人も一緒となると、部屋を見られたくないと思うことがありました。

片づければよいと思っても、物そのものが多いため、短時間ではどうにもなりません。

「片づけなければ」と思いながら過ごすことも、気持ちの負担になっていました。

断捨離後は、すべてが完璧に整ったわけではありません。

それでも、自分が何を持っているのかを以前より把握できるようになり、人の目を気にして隠すような感覚は少なくなりました。

物を減らした後、買い物も減った

断捨離は、節約を目的に始めたものではありません。

しかし、物を減らした後は、衣服や日用品を以前ほど買わなくなったと感じています。

正確な削減額を記録しているわけではないため、「毎月いくら減った」とは書けません。

それでも、買い物をするときの考え方は変わりました。

以前は、安くなっている物を見ると、「今買っておいたほうがよいかもしれない」と考えることがありました。

現在は、安さだけでなく、家に同じ用途の物がないか、最後まで使い切れるか、本当に置く場所があるかを考えます。

一度物を減らすと、再び増やしたくないという気持ちが生まれました。

その結果として、衣服や日用品への支出も減ったと実感しています。

支出が減ったのは記録上の金額ではなく、私自身の実感です。断捨離をすれば必ず同じように支出が減ると断定するものではありません。

写真や手紙は無理に捨てていない

物を減らしているからといって、すべてを捨てているわけではありません。

写真、昔もらった手紙、過去の趣味に使っていた物など、現在も残している物があります。

今は使っていない物でも、見ればその頃の自分や大切な人を思い出す物があります。

それらを無理に手放す必要はないと考えています。

断捨離の目的は、物の数をできるだけ少なくすることではありません。

自分が持っている理由を理解し、自分で管理できる量にすることです。

残したい物を残すことも、自分で選んだ結果なら、それでよいと思っています。

私にとって断捨離は終活でもある

私が終活を意識して物を減らしている一番の理由は、いつか家族へ処分を残したくないからです。

重い家具を動かすことも、大量の物を一つずつ確認することも、残された家族には大きな負担になります。

自分が元気で判断できるうちに、必要な物と手放す物を決めておきたい。

同時に、これは家族のためだけではありません。

これから年齢を重ねる自分が、掃除や管理に追われずに暮らすためでもあります。

一人で動かせる重さか。

自分で管理できる量か。

今の暮らしに本当に必要か。

この三つを考えることが、現在の私の断捨離の基準になっています。

終活は、亡くなった後の準備だけではありません。これからの自分が、無理なく暮らし続けるために物を整えることも、私にとっては終活です。

物を減らすことに加えて、急な入院や体調不良のときに家族が困らないよう、入院バッグや「もしもファイル」も用意しています。

断捨離を始めるなら

私の場合は、判断しやすい紙類から始めました。

最初から婚礼タンスや写真など、思い入れの強い物へ手をつけていたら、途中で進められなくなっていたと思います。

これから始めるなら、次のような順番が取り組みやすいと感じています。

1.期限の切れた書類や不要な紙
2.現在着ていない服
3.同じ用途で複数ある物
4.現在使っていない物
5.最後に思い出の品や大きな家具

これは、私が実際に整理を進めやすかった順番です。

人によって手放しやすい物は違います。最初から大量に処分しようとせず、判断しやすい物を一つ確認するところからで十分です。

大きな家具を自分で処分できない場合

紙や服は少しずつ整理できますが、タンスやチェストなどの重い家具は、一人で運び出すことが難しい場合があります。自治体の粗大ごみへ出す方法を確認したうえで、運び出せない場合や処分を急ぐ場合は、不用品回収業者へ見積もりを取る方法もあります。

まとめ|物を減らして、これからの負担を減らす

・引っ越しで自分が持つ物の多さに気づいた
・最初に紙類と古い書類を整理した
・服やストールは「今使っているか」で判断した
・婚礼タンスとチェストを手放した
・現在の服は和室の押し入れへ収納している
・断捨離後は買い物が減った実感がある
・正確な削減額は記録していない
・写真や手紙など、残したい物は無理に捨てていない
・家族へ処分を残さないことも断捨離の目的

断捨離をしたからといって、何も持たない暮らしになったわけではありません。

写真も手紙も、残したい物は残しています。

変わったのは、持っている理由を考えるようになったことです。

これからの自分が管理できるか。いつか家族の負担にならないか。今の暮らしに本当に必要か。

そう考えながら物を選び直したことで、部屋だけでなく、買い物の仕方も変わりました。

私にとっての終活は、すべてを捨てることではありません。

これからの人生を、自分で動かせる物と、自分で管理できる量で暮らすための準備です。

※この記事は、引っ越しをきっかけに断捨離を始めた私自身の体験です。物を減らした後の支出の変化は、記録した金額ではなく私個人の実感です。

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