私は、香りのある日用品が好きです。
以前は、アフュームの5in1洗濯洗剤を使っていました。使い続けていた一番の理由も、その香りが気に入っていたからです。
現在は、洗剤と柔軟剤の機能が一つになった市販のジェルボールを使っています。香りが強すぎないと感じるものを選んでいます。
香水や消臭スプレーも使っています。
そのため私は、香りをすべてなくしたいと思っているわけではありません。それでも以前に比べると、強すぎる香りは避けるようになりました。
きっかけは、職場で聞いたある人の言葉でした。
「私、何かにおうのかな」と話していた職場の人
職場で、ある人がこのように話していました。
「電車に乗ると、私のところにだけ人が来ない」
「私、何かにおうのかな」
私は、その言葉を直接聞きました。
本人が使っていた製品や量について、私には分かりません。その人の香りが原因で乗客が離れていたのかどうかも、確かめたわけではありません。
それでも、その言葉は心に残りました。
自分が気に入って使っている香りでも、周囲の人が同じように感じるとは限りません。使っている本人は毎日同じ香りに触れているため、香りの強さに気づきにくくなることもあるのではないか。
そう考えたことが、私自身の香りの使い方を見直すきっかけになりました。
私も強い香りで頭が痛くなったことがあります
私自身も、強い香りで体調が悪くなった経験があります。
柔軟剤を大量に使ったのではないかと思うほど、強い残り香がする場所にいたときのことです。私には、柔軟剤を丸ごと一本使ったように感じられるほどでした。
その場にいるうちに、頭が痛くなりました。
香りのする場所から離れると、頭痛はすぐに治まりました。医療機関は受診していません。
そのため、頭痛の原因が香料だったと医学的に確認されたわけではありません。また、私は化学物質過敏症と診断されたこともありません。
それでも、強い香りの中にいると頭が痛くなり、その場を離れたら治まった。それが私に起きた事実です。
香りは単なる好き嫌いの問題だけではなく、強さによっては体調に影響することもあるのだと実感しました。
「香害」とは何か
柔軟剤、洗剤、香水、消臭剤などの香りによって、頭痛や吐き気などの体調不良を訴える人がいます。こうした問題は、一般に「香害」と呼ばれています。
ただし、香りによる体調不良の原因や仕組みが、すべて明らかになっているわけではありません。
以前の記事では、「体が化学物質に拒絶反応を起こしている」「微量の化学物質に反応している」と断定していました。しかし、私にはそのように診断できる知識はありません。
環境省も、環境中の微量な化学物質による健康影響について調査研究を続けています。
一方で、香りによる体調不良を訴える人がいることを知り、周囲へ配慮する必要はあります。
消費者庁、こども家庭庁、文部科学省、厚生労働省、経済産業省、国土交通省、環境省の7省庁は、香りの感じ方には個人差があることを伝え、香り付き製品を使う際には使用量の目安を参考にして、周囲の人へ配慮するよう呼びかけています。
病気の仕組みを個人で決めつけることと、困っている人がいると知って使い方に気をつけることは、分けて考える必要があります。
香りをやめるのではなく、強すぎる物を避けました
職場での言葉を聞いてから、私は香りの強すぎる製品を避けるようになりました。
ただし、「どこからが強すぎるのか」を決めるのは簡単ではありません。
私には心地よくても、別の人には強く感じるかもしれません。反対に、私が苦手な香りを好きな人もいます。
現在使っているのは、洗剤と柔軟剤の機能が一つになったジェルボールです。香りが強すぎないと感じるものを選び、今も使っています。
香水や消臭スプレーも、すべてやめたわけではありません。
これまで、私自身の香りが強いと指摘されたことはなく、「いい香り」と言われたことはあります。
しかし、一人から「いい香り」と言われたからといって、誰にとっても心地よいとは限りません。香りの感じ方だけでなく、体調への影響も人によって異なるからです。
香りを使っている側には、「何も言われていないから問題ない」と決めつけない意識が必要なのだと思います。
私が香りを使うときに気をつけていること
私は現在も香り付き製品を使っているため、香りを使う人を一方的に責めるつもりはありません。
自分自身も使う側として、少なくとも次のことには気をつけたいと考えています。
製品を必要以上に使わない
香りを強くしたいからといって、洗剤や柔軟剤を必要以上に増やさないことです。
ジェルボールは一回分の量が決まっていますが、香水や消臭スプレーは自分で使用量を調整できます。複数の香りを重ねれば、それぞれは少量でも、全体として強くなる可能性があります。
人が集まる場所では控えめにする
公共交通機関、病院、飲食店などでは、簡単にその場を離れられない人もいます。
自分には弱く感じる香りでも、近い距離にいる人には強く伝わるかもしれません。特に長時間同じ空間で過ごす場合は、普段以上に控える必要があります。
相手の感じ方を否定しない
自分が平気だからといって、「気にしすぎ」「その程度で」と決めつけないことです。
香りが苦手だと言われた場合、正しさを争うより、まず使用量を減らしたり、その場での使用を控えたりする方が現実的です。
香りで体調が悪くなったときは
私の場合は、強い香りのする場所を離れると頭痛が治まりました。
しかし、同じ対応ですべての人の症状が治まるとは限りません。
香りのある場所で体調が悪くなった場合は、可能であればその場を離れ、いつ、どこで、どのような製品や香りに触れ、どのような症状が出たのかを記録しておくと、状況を説明しやすくなります。
症状が続く場合や繰り返す場合は、自分で病名を決めず、起きた症状を医療機関へ伝えて相談することが必要です。
職場や学校など、自分だけでは環境を変えにくい場所で困っている場合は、相手を直接責める前に、管理者や相談窓口へ状況を伝える方法もあります。
香りの好みと、周囲への配慮は両立できる
私は今も、香りのある洗剤を使っています。香水も消臭スプレーも使います。
香りをすべてやめたわけではありません。
それでも、職場で聞いた「私、何かにおうのかな」という言葉と、自分自身が強い香りで頭痛を感じた経験は、今も覚えています。
香りが好きか嫌いかは、人によって違います。どの程度を強いと感じるかも同じではありません。
だからこそ、自分の好みだけで判断せず、使う量や場所を考える。
それが、香りを楽しみながら周囲へ配慮するために、今の私ができることだと思っています。
日用品は、同じ商品を使い続けるのではなく、価格や入手しやすさ、現在の暮らしに合わせて選び直しています。洗濯洗剤を変更した経緯は、こちらの記事にまとめています。


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