この記事を書いた人:平熱まどか|公営住宅での暮らしを、実体験をもとに記録しています。
台風が近づいているというニュースを見ると、「北海道だから、今回は大丈夫だろうか」と思いながらも、念のため家の中を確認します。
私が暮らしているのは、築約35年のRC造の公営住宅です。雨戸はなく、窓には少しがたつきがあります。また、以前、強い風雨の日に洗面所の天井から少量の雨漏りがしたこともありました。
大がかりな準備を毎回するわけではありません。ベランダの物を片付け、窓を施錠し、懐中電灯やモバイルバッテリーを確認する。まずは、今ある備えが使える状態かを見るようにしています。
この記事では、市営・公営住宅で暮らす私が、台風の接近前に確認していることと、建物に異常があった場合にどう対応するつもりかをまとめます。
台風接近前に確認していること
- 台風の進路、警報・注意報
- ベランダの物干し竿と鉢植え
- 排水口にごみがたまっていないか
- 窓の施錠とがたつき
- スマートフォンとモバイルバッテリーの充電
- 懐中電灯、置き型ライト、電池
- 水や保存食の残量
台風が近づく前に、まず進路と警報を確認する
最初に確認するのは、台風の進路と、自分が住む地域に出ている警報や注意報です。
同じ北海道でも地域によって風雨の強さは異なります。「北海道だから大丈夫」と決めつけず、自分の住んでいる地域にどの程度の影響がありそうかを確認します。
避難が必要になる可能性がある場合は、自治体の防災情報やハザードマップも確認します。台風が近づいてから慌てて調べるより、雨や風が強くなる前に確認しておく方が動きやすいと感じています。
公営住宅のベランダで確認していること
集合住宅の台風対策で、最初に片付けたいのがベランダです。自宅の物が飛ばされると、窓を傷つけたり、周囲へ被害を与えたりする可能性があります。
物干し竿は外して室内へ入れる
私の家のベランダには物干し竿があります。台風で風が強くなるときは、物干し竿を外して室内へ入れます。
普段は動かない物でも、強風のときにどうなるかは分かりません。外へ置いたまま固定するより、室内へ入れられる物は入れてしまう方が確実です。
鉢植えは室内へ入れられる数だけにしている
ベランダには鉢植えも数個あります。観葉植物は寒くなってきた時期にも室内へ移しますが、台風が近づいたときも中へ入れます。
鉢植えを増やしすぎると、急いで片付けなければならないときに困ります。そのため私は、最初から室内へ入れられる数を保つようにしています。
排水口は普段から掃除しておく
ベランダの排水口は、私の住戸と隣の住戸との中間あたりにあります。
落ち葉やごみがたまると水が流れにくくなるため、台風前だけではなく普段から掃除しています。雨が強くなってからベランダへ出るのは危険なので、天候が落ち着いているうちに確認します。
雨戸のない窓は、施錠するとがたつきが止まる
私の住む公営住宅には雨戸がありません。窓には少しがたつきがありますが、鍵をかけると動かなくなります。
そのため台風前は、窓がきちんと閉まっているか、鍵がかかっているかを確認します。網戸や窓に外れそうな部分や破損がある場合は、自分で無理に直さず、早めに管理側へ相談した方がよいと考えています。
強風時は、窓やベランダ側のドアを不用意に開けないことも大切です。飛来物でガラスが割れる可能性もあるため、雨風が強くなったらカーテンを閉め、窓から少し離れて過ごします。
停電に備えて、明かりと充電を確認する
台風の進路を確認したあと、スマートフォンとモバイルバッテリーを充電します。
停電時に使う懐中電灯と置き型ライトは、仕事部屋に置いてあります。暗くなってから探さなくてもよいように、置き場所は変えないようにしています。
避難用セットには予備の電池も入れています。ただ保管してあるだけでは、電池切れや劣化に気づけません。台風が近づいたときは、懐中電灯が実際に点灯するかも確認します。
集合住宅では、給水方式によっては停電でポンプが止まり、水道が使えなくなる場合があります。そのため、明かりや充電だけではなく、飲料水の残量も一緒に確認しています。
停電前に確認するもの
- スマートフォンの充電
- モバイルバッテリーの充電
- 懐中電灯が点灯するか
- 置き型ライトの場所
- 予備の電池
水と食べ物は、買い込む前に家の在庫を見る
私は納戸に避難用セットを置き、数日分の水、缶詰、保存用のビスケット、電池などを保管しています。
台風が来るたびに大量の食料を買い込むのではなく、まず家にある水と食品の量、賞味期限を確認します。足りない物があれば、風雨が強くなる前に必要な分だけ補います。
災害への一般的な備蓄の目安は、水が1人1日3リットル、食品は最低3日分から1週間分とされています。ただし、必要な量は人数や体調、住んでいる地域などによって変わります。
わが家では、すでに数日分をまとめているため、台風接近前は新しく買い込むことより、今ある備えが不足していないかを見るようにしています。
強風と雨の日、洗面所の天井から雨漏りしたことがある
以前、風と雨が強かった日に、洗面所の天井の隙間から少量の雨水が落ちてきたことがありました。
そのときは、床がぬれないようにタオルを置き、自分で応急処置をしました。雨漏りはその後止まったため、当時は管理側へ連絡しませんでした。
後日、同じ棟に住む方へ話したところ、次に同じことが起きた場合は、雨漏りしている様子を動画で記録し、管理側へ伝えると状況を説明しやすいと教えてもらいました。
そのため、次に雨漏りが起きた場合は、まず安全を確保したうえで状況を撮影し、場所や発生した時間を管理側へ伝えるつもりです。
※雨漏りや建物の異常について
動画撮影は、私が棟内の方から教わった方法です。住宅や自治体によって連絡方法や対応は異なります。雨漏りや建具の異常を見つけた場合は、自分で修理を進めず、管理側へ状況を伝えてください。照明や配線の近くがぬれている場合など、危険を感じる場所には触れないようにします。
公営住宅では、自分で対応できない場所がある
室内にある物の片付けや備蓄の確認は自分でできます。しかし、窓や建具の不具合、雨漏り、外壁、屋根、共用部分などは、入居者の判断だけで修理できるとは限りません。
私の住宅では、これまで台風前に管理側から掲示や回覧で注意が出たことはありません。そのため、天気予報を見ながら自分でできる範囲を確認しています。
管理側から案内が出た場合は、その内容を優先します。連絡が必要になったときに慌てないよう、住宅の管理窓口や緊急時の連絡先も確認しておくと安心です。
異常が起きた場合は、発生した場所や時間、雨や風の状況を記録しておくと、管理側へ説明しやすくなります。
台風が過ぎた後も、すぐ外へ出ない
台風が過ぎたように見えても、風が残っている間はベランダへ出ません。天候が落ち着いてから、室内側から窓や網戸に異常がないかを確認します。
安全に外へ出られる状態になってから、ベランダの排水口、物干し竿を戻す場所、鉢植えなども確認します。破損や雨漏りを見つけた場合は、写真や動画を残し、管理側へ連絡します。
何も起きなければ、それが一番
台風対策をしても、結果として何も起きないことがあります。それでも、何も起きなければ、それが一番です。
風や雨が強くなってから物干し竿を外したり、懐中電灯を探したりするのは危険です。まだ大丈夫なうちに、ベランダ、窓、停電への備えを一度確認しておく方が楽です。
公営住宅や市営住宅でも、建物の構造、ベランダ、窓、管理方法はそれぞれ異なります。自分でできる備えと、管理側へ相談する部分を分けながら、無理のない範囲で準備しておきたいと思います。
北海道の公営住宅で行っている冬支度についても、別の記事にまとめています。


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